日本流星研究会

ジャコビニ流星群
〜流星雨は忘れた頃にやってく・・・やってきた!〜




Last Updated : 2008/8/2

 1998年10月8日の夜、ジャコビニ流星群は13年ぶりの大出現を見せて(魅せて)くれました。しかもその出現はまたしても見事に予想を裏切ったものだったのです。
 過去の観測結果から、ジャコビニ群の活動のピークは地球が母天体の軌道に最接近する時刻に起こる可能性が高いことがわかっていました。今年の場合、その時刻はのは10月9日の06時JSTと計算されていました。しかし前回(1985年)の突発に限っては軌道最接近時刻の4時間前にピークが現れていました。このことから今回の出現のピークは本命が9日06時、もしくはそれより4〜6時間早い9日00〜02時ではないかと予想されていました。ところが実際にピークとなったのは最接近から8時間も前の8日22時だったのです。

ジャコビニ群の速報集計 (10月11日00時現在)

    グラフには22時10分のピークが明瞭に現れています。

ジャコビニ群観測結果詳細

    観測者ごとの詳細観測データです。英文表記です。重いです。

ジャコビニ群・観測記

    会員の岡安裕之さんによる観測記です。臨場感いっぱいの読みものです。

アメリカ航空宇宙局(NASA)発行・宇宙科学ニュース 10月14日版

    当会の観測速報が紹介されています。 (英文です)

ジャコビニ流星群のデータ

 国際流星機構発行の「眼視観測ハンドブック」(1995年)によるジャコビニ流星群のデータは以下の通りです。

1998年の活動予測 (DMS)

 オランダ流星研究会(DMS)のMarco Langbroekは、1998年のジャコビニ流星群の活動について以下のような予測を発表しました。
 この予測の原文(英語)は、DMSのWebページに掲載されています。(こちら)

日本での観測条件

参考資料


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